「Runteq(ランテック)」というプログラミングスクールがいいと聞いたんだけど、どうかな?
他のスクールと比べてどんな特徴があるの?
カリキュラムは?
こんな疑問をあなたへ
本記事では「Runteq(ランテック)」について詳細に解説いたします。「Runteq(ランテック)」の公式HPは記載されている情報が少なく、なかなか判断に迷うところもあるのではないかと思います。
私は今まで何本もプログラミングスクールのレビュー記事を書いてきましたが、正直「Runteq(ランテック)」のスクールとしての質は他を圧倒しています。
本記事を読めば「Runteq(ランテック)」の特徴や他スクールとの違いがわかるようになりますよ。
※本記事は2020年7月に執筆したものです。最新情報は必ず公式HPをご確認ください。
Contents
結論:Runteq(ランテック)はどうなのか?
本ブログでの「Runteq(ランテック)」の評価は「S」とします。他の追随を許さない圧倒的な演習量で高難易度な自社開発企業への転職を可能にします。
数あるスクールの中でどれか一つを選ぶとすると間違いなく「Runteq(ランテック)」を推薦します。
本ブログでは以下の基準でスクールをランク付けしています。
S・・・文句なしにおすすめできる本ブログ一押しのスクール
A・・・他スクールと比較しても優位性のあるサービスを提供している良スクール
B・・・悪くはないが、特に強くお勧めできる特徴をもっていないスクール
C・・・料金やサービス面で他スクールより劣っており、おすすめできないスクール
※評価は変動する可能性があります。あらかじめご了承ください。
※評価については客観的な視点を心がけていますが、絶対ではありません。個人によって適切なスクールは異なることをご認識ください。
※ランク付けの対象は就職・転職を想定した専門コースを想定しています。これにあてはまらない一部のスクールレビュー記事にはランク付けをしていないものもあります。
この記事の信憑性
本ブログの著者は26歳まで文系の学生ニートでしたが、未経験のSEとして就職しました。その後、別の大手IT企業に転職。
「Runteq(ランテック)」のようなスクールに通学し、現在は年収を大きく上げて更に別企業へ転職いたしました。
こうした経歴から、この界隈の事情にはかなり精通していますので、他のブロガーよりリアルな視点で分析をすることができます。
また、他サイトのスクール関連記事はアフィリエイトで売り込むために無条件に好意的な記事を書いているケースが多いです。が、本ブログでは悪い評判や気になる点があるときはちゃんと記載するようにしております。
さらに本記事では担当者に直接お話をお伺いして執筆した記事となりますので、公式HP以上の情報を知ることができます。
Runteq(ランテック)とは
オンラインを専門とするプログラミングスクールです。受講期間は最大9か月と「DIVE INTO CODE」に次ぐ長期間にわたり、圧倒的な演習量を確保します。
Runteq(ランテック)の特徴
「Runteq(ランテック)」の特筆すべき特徴として以下があげられます。
- 1000時間を超える演習量
- 自社開発企業の就職成功率100%
(※ただし、2020年6月時点の実績で今後この数値が保証されるわけではありません) - 高い卒業率
- JavaScript,Ruby,HTML・CSSなど複数にわたるWeb系技術を学習
また、他スクールと共通している特徴として、以下のものがあります。
- 現役エンジニアによる講師陣
- 転職支援あり
- チャットによるサポート
- オリジナルサービスの開発(ポートフォリオ作成可能)
他スクールにあるのに、「Runteq(ランテック)」には備わっていないサービスとしては以下があげられます。
- マンツーマンないし、少人数での講義
- チーム開発のカリキュラム
以下、上記であげた特徴をいくつかピックアップしてお伝えします。
1000時間を超える演習量
一般的に一つの分野の専門家になるために必要な勉強時間数は1000時間といわれています。
時間数がすべてではないにしても、一定程度の勉強量は必須。
しかし、多くのスクールでは300時間~600時間程度でしかカリキュラムを組み立てておらず、勉強時間が圧倒的に足りていません。
それでも就職はできるかもしれませんが、一部の優秀な人は除いてSESや受託開発企業が就職先とならざるを得ないでしょう。
IT企業と一口に言っても様々な形態が存在し、一般的に自社開発企業 > 受託開発 > SES の順で待遇や得られるキャリアが良くなると言われています。
それぞれ以下のような特徴があります。
【自社開発企業】 = 自社でサービスを開発・運営している企業
・会社が報酬を上げやすく、優秀なエンジニアが集まりやすい
・新しい技術や開発手法にチャレンジでき、スキルアップしやすい
・要件や仕様、開発スケジュールを自分達で決めることができる
・製品やサービスの企画から関われることがある
・努力が数字やデータに反映されやすく、モチベーションが上がりやすい
・どのスクールに通っていたとしても、未経験からの入社難易度が高い
【受託開発企業】= 顧客からシステム開発案件を受託して開発している企業
・その企業の得意分野の技術を使う仕事を受託することが多いため、入社前から経験できる技術がわかりやすい
・研修制度が充実しているところが多い
・クライアントがいるので納期が厳しい
・下請けなので給料が安い
・入社難易度は中くらい、自社開発企業よりは入社を狙える
【SES企業】= 顧客先にエンジニアを派遣してお金を稼いでる企業
・下請けなので給料が安い
・職場環境や得られる技術は相手顧客に依存する
・製品・サービスの企画(上流)から携われる機会は稀
・複数の客先を見て回ることができるので、色々な経験ができる
・未経験でも入れる可能性が高く、業務経験を積む手段として勤めるのはあり
(そのため、SESが絶対悪というわけではない。私もここからキャリアスタートしました)
SESだとスクールに行かなくても未経験で入社可能なレベルです。それが良いところでもあるのですが、せっかくスクールにいくならば自社開発企業を目指しましょう。
RUNTEQでは、完全初学者向けのコースであれば1000時間を超える設計になっています。スクールでこれほどの勉強時間を確保しているところは私の知る限り、どこにもありません。
自社開発の就職成功率100%
RUNTEQでは就職難易度が高いとされる自社開発の就職成功率が100%です。(※就職保証をしているわけではありませんのでご注意ください。また、100%はあくまで2020年6月時点の話です)
本来であればこうした極端な数値は疑ってかかるところですが、RUNTEQのカリキュラムの量を見れば嘘ではないだろうというのが私の感覚です。
この実績から言えることはあなたが人並な素質しかもっていなかったとしても、カリキュラムをコツコツとこなすだけで(それも簡単なことではありませんが)、良企業に就職できると言うことです。
逆に他スクールで良企業に就職できるのは、元々優秀な素質や人並外れた意欲を持っておりカリキュラムの範囲を超えて学習を継続できる人に限られるのが現実です。
新しい業界に挑戦する以上は抜群の意欲を持っていることが理想であるのですが、そこまでできる人は本当に一握りでしょう。
カリキュラム内でエンジニア就職に必要なスキルを整備してくれているRUNTEQはプログラミングスクールの理想形態であると思います。
高い卒業率
RUNTEQの卒業率は8割程度となっています。これは非常に高い割合です。
※なお、ここでいう卒業率というのはお金を支払った受講生が最後までカリキュラムを完了させられる割合です。
というのも、プログラミングの勉強はモチベーションを保つことが難しく、特にオンライン中心のスクールだと挫折率が高いんですよね。他スクールだと3割~4割程度といったところもあります。
RUNTEQではさらにカリキュラムの量が半端じゃないので余計に大変なはずですが、受講生に早期に自分が作りたいサービスを明確化させることで、モチベーションを維持してもらうことに成功しているようです。
Runteq(ランテック)のカリキュラム
カリキュラムの詳細は以下の通りです。
まず、最初に外部の教材を使って基礎知識を学びます。RailsチュートリアルはRubyを学ぶ教材として有名ですね。他スクールでもこれを焼き直しした教材を使っているところもあります。
この時点で勉強時間は既に200時間程度になります。
その次から実践編で実際にプロダクトを作っていきます。自走力を鍛えるという目的から、教科書的な問題ではなく自分で考えないと解けないような課題が提示されます。
ここで600時間ですね。
ちなみにVue.jsは最近の開発現場で使われているJavaScriptフレームワークです。
他スクールでは習うことが少ないこのフレームワークをカリキュラムに導入している理由ですが、最近ではコロナの影響もあってエンジニア志望の方が増加しており、未経験者転職のハードルが上がっています。
そのため、ライバルと差をつけるためにVue.jsを学習することになっています。
また、これは最新情報ですが「API」を学ぶカリキュラムも追加されるようです。APIとはざっくりいうと外部で公開されている機能を自分のアプリに流用できる連携機能です。
最近では色々なところで使われるようになってきているので、使いこなせると就職先の幅が広がると思います。
コースの違いについて
Runteqでは以下5つのコースが用意されています。全てWeb系コースです。
- Web教養コース(3か月)
- Railsエンジニアコース(6か月)
- Vue.jsコース(2か月)
- Railsマスターコース(8か月)
- Webマスターコース(9か月)
たくさんあって迷うかもしれませんが、基本だけやる、応用だけやる、全部やる、の違いでしかありません。以下の表を見てください。
基礎だけやりたい方は「Web教養コース」
応用だけやりたい方は「Railsエンジニアコース」
全部やりたい方は「Webマスターコース」
みたいな感じで選べばいいです。
また、実際にはこれにオリジナルポートフォリオの作成が追加されるので実際の学習時間は最長1000時間を超えることになります。
最長の「Webマスターコース」だと9か月になりますので、1か月あたり100時間超の勉強時間となります。仕事や学業と両立させるためには本業以外は全てRunteqの学習に費やすくらいの覚悟が必要ですね。
Runteq(ランテック)の学習の流れ
Runteqは自主学習がメインとなります。学習の流れは以下の通り。
(※学習のメインとなる応用編以降のカリキュラムを想定しています。基礎編の学習はProgateなどの学習サイトをイメージされるとよいと思います。)
- 課題をとく
- 自動レビュー
- 見直し・疑問点は講師に質問
以下、詳細を見ていきます。
課題をとく
まず課題が提示されるので、これを頑張って解きます。
課題内容は教科書的な問題ではなく、「〇〇を作ってください」といった実践的な内容になるので、自分の頭を使って色々調べながら取り組んでいく必要があります。
以下が例題です。
いかがでしょうか?初学者の方はイメージしにくいかもしれませんが、1つの課題で1つのプロダクトを一通り作る感じなのでとても大変です。その反面、実践力は半端なくつきそうですね。
こうした課題を卒業までに数十はこなすので、卒業時点では既にある程度の開発経験をもったエンジニアといってもいいくらいの実力がつきます。
自動レビュー
出来上がった課題を提出すると自動レビューが行われます。プログラム内の文法ミスや正しくない仕様で作ってしまった場合はここでバツが出るので、無事にパスするまで修正を繰り返します。
見直し・疑問点は講師に質問
自動レビューが無事に通ったら、教材にある確認ポイントなどをチェックして問題ないか確認します。
自動レビューが通ってもわかりにくいコードを書いていたり、遠回りな処理をしていたりするとよくないので最適な作り方は何だったのか考えます。
必要であれば講師に質問を投げて、疑問点を解決するようにします。
まとめると、RUNTEQの学習では実践演習がほとんどを占めます。
「自走力」・「実践力」の重視を唄うスクールは多いのですが、ここまでがっつりやっているところは多くありません。名実ともに「自走力」・「実践力」の育成を一番具現化しているスクールはRunteqで間違いありません。
Runteq(ランテック)の料金
料金は以下の通りです。最長の「Webマスターコース」だと40万円を超えるので高額に感じますが、他スクールと比較すると、かなり手ごろな価格なのがわかります。
こうしてみると、価格からみたコストパフォーマンスも圧倒的です。そのぶん、他スクールと違ってマンツーマンの講義はありませんし、広告費にお金をかけていないのでHPも地味ですが。
結果(=エンジニアとしての技術が身につく、就職できる)が出れば、形式は問わないという方なら、Runteq一択だと思います。
Runteq(ランテック)を卒業するとどうなる?
高確率で自社開発企業へ転職することが可能です。他スクールと異なり、SES企業などに就職させられる恐れはまずありません。Runteqの就職支援ではSES紹介はゼロです。
エンジニア志望者にとって、ここまでありがたい話はありません。
他スクールでのレビュー記事ではここまで断定して、結果について書くことはできませんでした。
なぜなら、どのスクールもエンジニアのスタートラインに立つための学習量に不安があり、就職率が高いと唱っているスクールでもその就職先の構成に疑問があったからです。
現役のエンジニアからの目線で考えても3か月~6か月程度の勉強量でエンジニアとして通用する技量に達するのはやはり厳しいと感じます。
その点、Runteqの学習量は(繰り返しになりますが)他スクールを凌駕しており、実績も自社開発企業100%という驚異的なものになっています。
卒業後に実績を積む仕組みもあり
スクールを卒業しても、しょせんは未経験・・・本当に就職できるかな
エンジニアを志望するあなたはこうした不安をお持ちだと思います。
これは公式HPには載っていない情報ですが・・・
RunTeqでは卒業後に卒業生を中心としたチームで実際に仕事を請け負う制度も作られています。(実際にお給料も発生します)
お勉強ではなく、本当の仕事ですよ?
経歴書に実際に書けるような開発経験を積むことができるということですね。卒業後にいきなり希望する会社へ就職が難しい人はもちろんフリーランスを志す人もここで実績を積めば、他でも評価されるようになるわけです。
エンジニア転職でもっとも壁にはなるのは、「未経験」というレッテルですのでそれを引っぺがせるのは大きなアドバンテージになるかと思います。
Runteq(ランテック)に向いている人
万人におすすめできます。エンジニア転職志望者でないライト層でも、基礎編である「Web教養コース」をとればよいので。
学習時間も長いですが、その分サポート期間も長いのでパートタイムでもなんとか取り組むことができます。
逆に向いていない人をあげると
- 校舎通学を望む人
- マンツーマンで手厚く見てもらいたい人
- 就職・転職志望だが、あまり学習時間が取れない人
- Web系以外(AI・機械学習系技術、AWSなどクラウド系技術)を学習したい人
となります。
校舎通学やマンツーマンなどを好む人には向いていないですね。どんな受講形態でも結果を出すのがまずは大事なのでこだわりすぎるべきではないと思いますが。
転職志望者は3,4か月の短期スクールよりもRunteqのほうがいいと思います。が、中にはそこまで時間が取れない人もいるでしょう。
あと、Web系以外の方向に進みたい方はそのコースが用意されている別スクールを検討する必要がありますね。
Runteq(ランテック)の口コミ
Runteqはtwitter上の口コミの評価が非常に良いです。ただ、宣伝費をあまりかけていないので知名度はいまいちなんですよね。ちょっともったいないですが。
成長を実感できた
コードレビューのレベルが高かった
他スクールの社長もおすすめ
RaiseTechというスクールの社長さんです。このレベルの方から見てもおすすめされるのはすごいですね。
まとめ
Runteqは他スクールを凌駕する学習量を誇る転職実績も抜群のスクールでした。
私もそうですが、現役エンジニアからの評価はすこぶる高いです。
10万円をこえる高額スクールを検討されている場合は、まず1番手として検討してください。これまじです。
まずは無料相談会に行ってみよう
ここまで色々と書いてきましたが結局は直接体験してみるのが近道です。ネット上の情報は誇大なことや正しくない情報もありますので、自分の足で直接情報を取りに行くことを強くお勧めします。
無料相談もできますので、ぜひ検討してみてください。
スクールを検討するうえで必ずやってほしいこと
スクール選びで失敗しないコツというものがあります。
それは3つ以上のスクールに直接足を運ぶこと。
なぜなら、複数のスクールを比較検討しないとそれぞれの良さ悪さがわからないからです。どんなに評判が良いスクールでもあなたには合わない可能性があります。
私自身もスクールを検討するときはネットのレビュー記事をみるだけでなく、複数のスクールの担当者と直接お話をするようにしました。
結果、インターネットの公式ページをみて良さそうだと思ったスクールが実はいまいちで、自分の中で控えだったスクールが実は良かったという経験もしました。
直接見に行ったおかげで自分に合うスクールを選ぶことができ、年収を150万円以上上げて転職することができました。
重ねてのお願いで申し訳ないのですが、決して安い買い物ではないのでインターネットの情報だけで判断しないようにしてくださいね。
他スクールのレビュー記事です。
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