PyQ(パイキュー)Python学習サイト体験してみた話と評判チェック

スクール

pythonの勉強にPyQが効果的と聞いたんだけど、実際どうなの?
どういう人におすすめなの?
評判はどう?

とお悩みの方に。

実際にPyQを使ってみた経験からレビューします。

本記事を読めば、

・PyQのメリット・デメリット
・PyQで勉強すればどんないいことがある?
・PyQの評判

などがわかります。

私はPyQをそこそこやりこんでいまして、
「プログラマー向けPython文法速習」は大体完了。
「機械学習」コースも途中までは完了してます。大体80時間程度でしょうか。

下画像で旗が立っている項目が私が完了している部分です。

PyQとは

WEBブラウザでPythonプログラミングを学べるオンライン形式のプログラミングスクールです。環境構築など煩わしい準備なしでプログラミング初心者でも手軽に簡単にPythonを学ぶことができます。

PyQのホームページには ↓ から飛べます。


Pythonは主に機械学習やAIといった分野で広く使われているプログラミング言語でプログラマーの言語別年収ランキングでも3位をキープしています。求人件数とのバランスを考えると実質1位といってもいいかもしれません。

多くの人がプログラミング初学者が最初に学ぶ言語としてお勧めしています。

引用元:年収順プログラミング言語ランキング&稼げるおすすめの言語2020

PyQでしっかり勉強するとどうなる??

〇 プログラミング初心者はプログラミング初級~中級レベルまでレベルアップできます
〇 Pythonのコードが大体かけるようになります
〇 Webアプリ開発や機械学習を使う際のコードの書き方が多少わかるようになります

※脱初心者を目指す「未経験からのPython文法」コースの修了目安が82時間程度となっています

✖ PyQだけでプログラマー・エンジニアとして必要十分な能力がつくわけではありません
✖ 機械学習や統計分析など「会得」するレベルまでにはいきません

✖についての詳細はデメリットの項目で後述しますね。

PyQの学習の流れ

以下の動画でイメージをつかめるかと思います。

基本的にクエストという単位で構成されている課題を手を動かしながら解いていくイメージです。下の画像のように左画面でそのクエストで学ぶ概要や知識、課題が表示されます。右画面で実際に手を動かしながらコーディングしていきます。

左画面で必要な情報は提示されるため、初心者でも行き詰まることなく勉強を続けていけるのがいいですね。

そのほか、詳しい情報は以下リンク先の公式ページをどうぞ。「if文から機械学習がわかる」みたいな話もあって、なかなか面白いですね。

PyQのメリット5選

以下、5点を説明します。
1.コースが豊富でまとまっている
2.実際に手を動かせる
3.財布にやさしい
4.練習問題が豊富
5.環境構築が不要ですぐに取り組める

コースが豊富でまとまっている

下画像は一例ですが、「未経験からのPython文法」から「機械学習」のコースまでバラエティ豊かかつ必要な事項がしっかりまとまっています。

細かいことを考えなくてもこれらのコースから適当なものを選んで取り組めばいいだけなので、余計なことを考えずに済みます。これはありがたいです。

実際に手を動かせる

独学で書籍やネットから学習するだけだと、どうしても自分で手を動かすことが怠りがちになります。結果、頭で理解したつもりになったが、実際には身についていない現象が起こります。

プログラミングの上達の秘訣はとにもかくにも手を動かすこと。そうすることで体に染みつきますし、コードから反応が返ってくるのでモチベーションの維持にもつながります。オンラインなのでコードの正誤もすぐに返ってきます。

インプットとアウトプットを意識せずにバランスよく行うことはPyQのようなプラットフォームがないとなかなか厳しいように思えます。

財布にやさしい

料金体系ですが、以下のようになります。1か月あたり3,040円というと技術書1冊分くらいの値段ですが、かなり安いです。どこかの〇十万円するようなスクールと比べると雲泥の差ですね。

スクールにはスクールでしか得られないものもありますが、まずはPyQにチャレンジしてみるのが安全かと。

スタンダードプランというのはわからないところを質問できるプランですね。プログラマーというのは自分で調べる力も大事ですので、最初はライトプランから初めて頑張ってみるのがおすすめです。

練習問題が豊富

1000題以上あるとのことです。そんなに良く作ったな、と感心します。これだけの演習量を繰り返しこなせば、コーディング技術が一定以上のレベルでつくのは間違いないかと思います。

環境構築が不要で、すぐに取り組める

ブラウザ上で動作するので環境構築が不要です。本来であれば前準備のツールのインストールや設定に時間と労力を取られなくて済むので、最初の最初で挫折する可能性がぐっと下がります。

Jupyter Notebookのインストールですら初学者には、なんじゃそりゃ?というレベルでしょうから。

PyQのデメリット4点

致命的なデメリットというものはないのですが、いくつか注意点はあります。

・だらだらと続けてしまう可能性
・後半のクエスト内容については洗練されていない?
・学ぶことができるのは基本的にコーディングのみ
・就職支援がない

だらだらと続けてしまう可能性

月3000円程度で安く感じますが、月額制なので油断するとあっという間に数万円の出費となります。

1か月で100時間の勉強
3か月で100時間の勉強

この二つを比べると勉強量は同じでも、費用は3倍違います。PyQに取り組むならば短期決戦で一気に学習を終わらせるべきです。

後半のクエスト内容については洗練されていない?

ひょっとしたら現在は改善されているのかもしれませんが、私が取り組んだ時(2019年4月ごろ)は後半のクエストの作りこみは甘いように感じました。

解説を端折っているとかクエスト内容が写経だけとか。もちろん写経も大事なのですが、なんとなく知識や概念が難しくなってきたので、うまく課題に落とし込めなかった印象を受けました。

また、機械学習や統計のコースはただコードを書けばよいのではなく、数学やアルゴリズムの勉強も並行して必要になってきます。そのため、PyQでひたすらコーディングすれば「会得」できるかというとちょっと違うような気がします。

PyQは魔法の杖ではないので、その限界を理解しつつ利用するのが大切です。

学ぶことができるのは基本的にコーディングのみ

一応ユニットテストやAPIの項目があるなど実務に配慮しているのは理解できるのですが、やはりカリキュラムの中心はコーディングです。エンジニアに求められる知識には設計やテスト、環境回りのことなど多岐にわたるのですが、それをPyQが網羅できているわけではありません。(当たり前ですね)

よって、PyQだけやってエンジニアに転職だ!!という人がいたら要注意です。(あまりいないと思いますが)

就職支援がない

今からデータサイエンティストやエンジニアになりたい人にとっては痛いかもしれません。というのは就職支援があれば、提携先の企業がPyQで取り組んだ実績を評価してくれる可能性が高いです。

就職支援がない場合はその逆、まず先方がPyQのことすら知らないケースが多いでしょうから、PyQで力をつけただけでは採用時に加点になるか微妙なところです。(新卒なら別ですが)

未経験からジョブチェンジしたい場合は若さのほうが重要ですので、さっさと転職活動を始めたほうが早いと思います。PyQやってから・・・というのは、うまくいかなかったときに考えましょう。

PyQの評判

基本的に見当たるのは良い評判ばかりです。

※ProgateというのはPyQに似たオンライン形式のプログラミングスクールです。PythonコースがあるのですがPyQよりは易しいですね。

PyQまとめ

PyQは手ごろな価格でpythonを学べるツールとしては現時点で最強に近いと感じます。細かい欠点はありますが、気になるほどではありません。

これからデータサイエンティストや機械学習エンジニアを目指す方、完全なプログラミング初心者もその第一歩として活用してみてはいかがでしょうか。

リンクはこちらです ↓

追記

実はPyQは本ブログ大絶賛のプログラミングスクール「DIVE INTO CODE」入学のための事前テストの範囲に指定されています。

PyQのpython中級というと50時間以上はかかると思うのですが、それを事前課題に指定してくるとは・・・「DIVE INTO CODE」の求めるレベルは高いですね。

「DIVE INTO CODE」の記事はこちら。