「DMM WebCamp(ウェブキャンプ)」というプログラミングスクールがいいと聞いたんだけど、どうかな?
他のスクールと比べてどんな特徴があるの?おすすめできる?
こんな疑問をお持ちの方へ
本記事ではプログラミングスクール「DMM WebCamp(ウェブキャンプ)」について転職向けコースに絞って解説いたします。
プログラミングスクールは通うだけでもかなり高額なので、申し込むには安心できる情報が必要ですよね?
本記事を読めば「DMM WebCamp(ウェブキャンプ)」の特徴について理解できるかと思います。
※本記事は2020年6月に執筆したものです。最新情報は必ず公式HPをご確認ください。
Contents
結論:あんまお勧めしない
本ブログでの「DMM WebCamp」の評価は「B」とします。
本ブログでは以下の基準でスクールをランク付けしています。
S・・・文句なしにおすすめできる本ブログ一押しのスクール
A・・・他スクールと比較しても優位性のあるサービスを提供している良スクール
B・・・悪くはないが、特に強くお勧めできる特徴をもっていないスクール
C・・・料金やサービス面で他スクールより劣っており、おすすめできないスクール
※評価は変動する可能性があります。あらかじめご了承ください。
※評価については客観的な視点を心がけていますが、絶対ではありません。個人によって適切なスクールは異なることをご認識ください。
※ランク付けの対象は就職・転職を想定した専門コースを想定しています。これにあてはまらない一部のスクールレビュー記事にはランク付けをしていないものもあります。
本ブログではDMM WebCamp(ウェブキャンプ)をお勧めしません。
ただし口コミの評判はいいので、評価は「C」にはいたしません。
例えば、以下のリンク先には実際に受講された方の感想が書かれています。
要約すると、勉強は大変だが周りの人含め全体的な満足度が高かったとのことです。
実際に受講された方の発言というのは一番重みがありますから、DMM WebCamp(ウェブキャンプ)のサービスの質自体には特に批判をするつもりはありません。
ただ、その他もろもろの要素を比較すると他スクールのほうがお勧めしやすいと私は感じました。
以降しばらくDMM WebCampの基本的な説明が続くので、もう知ってるよという方は適当にページの真ん中くらいまで飛ばしてください。
※無料カウンセリングのみの申し込みであれば、費用は一切かかりません
この記事の信憑性
本ブログの著者は26歳まで文系の学生ニートでしたが、未経験のSEとして就職しました。その後、別の大手IT企業に転職。
「DMM WebCamp」のようなスクールに通学し、現在は年収を大きく上げて更に別企業へ転職予定です。
こうした経歴から、この界隈の事情にはかなり精通していますので、他のブロガーよりリアルな視点で分析をすることができます。
また、他サイトのスクール関連記事はアフィリエイトで売り込むために無条件に好意的な記事を書いているケースが多いです。が、本ブログでは悪い評判や気になる点があるときはちゃんと記載するようにしております。
DMM WebCamp(ウェブキャンプ)とは
最短3か月の短期間でエンジニア転職を狙う通学用プログラミングスクールです(オンラインコースもあります)。
DMM WebCamp(ウェブキャンプ)の特徴
代表的なものをあげると以下があげられます。
- 3か月(or 4か月)の短期間でWebエンジニアに転職可能
- 4か月コースは「専門実践教育訓練給付金」の対象のため、受給資格者は最大56万円OFF
- 20代がメイン(30代は転職が難しくなるため、要相談)
- 通学メイン(渋谷・新宿・難波)だがオンラインコースあり
- 通学はフルタイム前提
- 転職成功率は98%、さらに離職率1%
- 学習言語はRuby
また、他スクールと共通している特徴として、以下のものがあります。
- 現役エンジニアによる講師陣
- 転職支援あり
- チャットによるサポート(時間内であればいつでも質問可能)
- オリジナルサービスの開発(ポートフォリオ作成可能)
以下、上記であげた特徴をいくつかピックアップしてお伝えします。
最短3か月でエンジニア転職可能
かなり早いです。といっても、最初の1か月で160時間校舎に通うくらい勉強しないと、転職保証がつかないほどなので、フルタイムで学習にコミットすることが求められます。
この160時間で基本的な知識は詰め込み、2か月目でチーム開発、3か月目で独力開発を行ってポートフォリオを作成するという流れです。
フルタイムコミットなので、期間は短くても時間は十分とれます。他スクールではパートタイムで12週間という弱いところもありますが、そういう点では安心です。
4か月コースは「専門実践教育訓練給付金」の対象のため、受給資格者は最大56万円OFF
4か月コースは「専門実践教育訓練給付金」の対象のため、ハローワークで所定の手続きをとれば最大56万円の給付金が支給されます。(それでも授業料は35万円しますが・・・・。)
「専門実践教育訓練給付金」は基本的に2年以上雇用保険に入っていた方が対象なので学生や社会人なりたては対象外です。あしからず。
4か月コースは最後の4か月目に「AI」と「クラウド」のどちらか選んで勉強することができます。
私の邪推かもしれませんが、この4か月目のカリキュラム、「専門実践教育訓練給付金」を受け取るための数合わせに見えますね・・・。
「専門実践教育訓練給付金」はAIなどの最新技術を教える講座を支援するための給付金でもあるのですが、1か月程度でこれらの最新技術を大して教えられるはずないですから。
理由はともかく、受講生にとっては大幅割引になるので魅力的ですね。
あと、余談ですが・・・公式HPの料金表示について
税込と税別混ぜるのやめてほしい(しかも文字被って見ずらいし)
通学メイン(渋谷・新宿・難波)だがオンラインコースあり
通学希望の方は渋谷・新宿・難波に通学できないと不可ですね。
オンラインコースは2か月~4か月のコースを選べます。
料金は上がりますが、オンライン4か月コースであれば仕事しながらでもなんとか勉強時間を確保できるかと。ちなみに総学習時間は320時間目安です。
また、オンラインコースはチャットでなくテレビ電話のマンツーマンサポートが受けることができます。これは他スクールにはない特徴だと思います。
転職成功率は98%、さらに離職率1%
転職保証あり、で転職成功率は驚異の98%となっています。もっとも最初の1か月で160時間通学できずに脱落してる人もいるはずなので、そこでフィルタリングしているのでしょうが。
私はあまり魅力に感じない要素です。IT業界は人手不足なので、SESなどのエンジニア派遣会社であればいくらでも就職させられますので。むしろスクールの実績のために望まぬ転職をさせられそうで怖いなあ。
一方で離職率1%は気になるところです。よほど就職先に満足している人が多くないと達成できない数値ですから。ここら辺は、近いうちにWebCampの担当者にインタビューしたいと思っているので詳細わかったら追記いたします。
DMM WebCamp(ウェブキャンプ)の料金
料金は以下の通りです。全て税込かつ一括支払の想定です。
校舎通学
3か月 690,800円
4か月 910,800円 → (専門実践教育訓練給付金の支給あり) → 350,800円
あのTechCamp(932,800円)とためをはる値段のスクールがあるとは・・・。給付金あるから救われていますが、それでもTechAcademy(327,800円)を超えています。
オンライン
8週間 459,800円
12週間 514,800円
16週間 569,800円
転職支援サポート 110,000円
※オンラインは転職サポート料金が別途かかります。
他スクールと比較するとやや高いですね。オンラインの他競合スクールはCodeCampGateになると思いますが、マンツーマン指導と転職支援ありで578,380円と若干安いです。(それでも高いけど・・・)
2020年6月時点ではDMM WebCampのオンライン講座は新設講座でまだ実績がないため、オンライン希望ならCodeCampGateをお勧めいたします。
DMM WebCamp(ウェブキャンプ)をお勧めしない理由
※ここからは校舎通学に限定した話です。オンラインのほうはまだ実績ないのでCodeCampGateをお勧めします。
ようやく本題ですが、理由は3点です。
- フルタイムでないと通えない(= 仕事を辞めることになる)
- 基本20代しかいない
- 本人のモチベーションに頼るところが大きすぎる
以下、詳細に解説しますね。
フルタイムでないと通えない(= 仕事を辞めることになる)
これが1番大きな理由です。
学生やフリーターなら別ですが、公式HPの卒業生エピソードを見ている限り、本スクールに通っている方は社会人の割合が多いようです。
そして、DMM WebCampに通学するためにはいったん会社を辞める必要があります。おそらく皆さん一度退職してから通われているのでしょう。
私はこれはリスクをとりすぎだと思います。
たしかに口コミを見ていると、希望する会社に就職できた人もいます・・・が、その裏には途中で挫折して辞めてしまった人や2流・3流の企業にしか就職できなかった人がたくさんいるはずです。
この世に成功談は数多く流布しますが、失敗談はあまり表に出てきません。
これは実際に私が転職活動をしていた時の話ですが、転職エージェントに「もしも職歴に3か月穴が空いていたら書類選考で問答無用で落とす企業がけっこうあります」という話をされました。
そうではない企業もあるでしょうが、現実としてそういうことも起こりうることを頭の片隅に入れておくべきです。
例え、20代だとしてもよほどのブラック企業でもない限りは仕事を安易に辞めるべきではありません。パートタイムでも通えるスクールはたくさんあるので、まずはそちらを検討することを強く勧めます。
中には自分を追い込んで「背水の陣」で、キャリアチェンジするんだ!!という意欲溢れる人もいるかもしれませんね。でも「背水の陣」は同等の効果を得られる選択肢が他にないときに使う戦法です。
その仕事を辞めないと、本当にエンジニアに転職できないのですか?
よく考えてみてください。
基本20代しかいない
これは人それぞれの好みになるかもしれませんが、わざわざスクールの校舎に通学するメリットというのは普段接点がないような人と交流できることだと思っています。
私が以前通ったスクールでは年齢も業種も多種多様でした。学生・公務員・農家・薬剤師・コンサルタント・・・年齢も20前後からおじいさんと呼んでいいくらいの方までいらっしゃいました。
単に技術を学ぶだけでなく、様々なバックグラウンドをもった方々と会話できたことは貴重な経験になったと思っています。
一方、DMM WebCampでは20代中心ですね。転職メインのコースなので致し方無い部分もありますが、受講生の属性が偏ってしまうことは、通学のメリットを軽減させてしまうものだと私は考えます。
本人のモチベーションに頼るところが大きすぎる
ここは、前項であまり触れていないところだったので補足いたします。DMM WebCampでは授業というのは基本的に行わず、自主学習をどんどん進めていく形になります。
例えば最初の1か月の学習時間は160時間とされていますが、その時間配分は各々の生徒に任されています。
講師に質問はいつでもできますが、その質問をどれだけ多くできるかはあなたの学習意欲にかかっています。
すると、どうなるかというと人それぞれの力の差が大きく出てしまいます。
例えば、
- 途中で挫折してしまう人
- カリキュラムを何とかぎりぎりで完了する人
- カリキュラムを超えて更に発展的な内容に取り組む人
こんな感じですね。
こんな口コミもありました。
もちろん、人それぞれの努力によって技量差が出るのは当然ですし、どのスクールでも起こりうることだと思います。
ただ、本来スクールの価値は独学だと挫折してしまう人をどれだけ救えるか、という部分にあります。なので受講生のモチベーションの維持や底上げには多くのスクールが工夫をこらしています。
例えば、専属メンターとの会話や講師のマンツーマンレッスンなどがそれにあたりますが、DMM WebCampでは割と個人個人に任される印象が強いイメージです。
このあたりも自分に合うかどうか、よくよく自己分析してみることをお勧めします。
というわけで、ここまでDMM WebCamp(ウェブキャンプ)のネガキャンのようなことを書いてしまいました。(別に恨みはありません)
しかし、繰り返しになりますがDMM WebCamp(ウェブキャンプ)の口コミは非常に良いです。
生徒の満足度も90%オーバーです(公式HPの情報なんて当てにならないけど)。私がひねくれているだけかもしれませんので、気が向いた方は直接足を運んで担当者の話を聞いてみてください。
※無料カウンセリングのみの申し込みであれば、費用は一切かかりません
DMM WebCamp(ウェブキャンプ)の代案
では、代わりのスクールはどこがいいかというと、通学であれば
「.Pro」
をお勧めします。(校舎は渋谷にしかないので関西の人ごめんなさい)
マイナーなのでご存じない方も多いかもしれませんが、
- 仕事をしながら通える
- 幅広い年代・業種の方々が集まっている
- 毎週のディスカッション形式の講義が危機感をあおられる ⇒ モチベーションアップ
- 少人数指導 + 個人個人に合わせたオーダーメイドのカリキュラム
といった特徴があり、先にあげた「DMM WebCamp」の弱点もカバーできています。
役員の方に直接インタビューしてきたこともあるのですが、通学スタイルのスクールの理想形に近いと感じました。
「.Pro」の詳細については別記事で以下に詳しくまとめています。
下のは最初に書いた概要記事。一通りのことがわかります。
「.Pro」をさらに深掘りした追加記事です。ここまで「.Pro」の詳しい記事書いてるの私だけだと思います(多分)
まとめ
DMM WebCamp(ウェブキャンプ)はお勧めしません。
理由は
【オンライン】
まだ実績なし ⇒ 代わりにおすすめなのは
CodeCampGATE
【校舎通学】
- フルタイムでないと通えない(= 仕事を辞めることになる)
- 基本20代しかいない
- 本人のモチベーションに頼るところが大きすぎる ⇒ 代わりにおすすめなのは
ということでした。
まずは無料相談会に行ってみよう
ここまで色々と書いてきましたが結局は直接体験してみるのが近道です。ネット上の情報は誇大なことや正しくない情報もありますので、自分の足で直接情報を取りに行くことを強くお勧めします。
DMM Web Campは無料相談もできますので、ぜひ検討してみてください。
※無料カウンセリングのみの申し込みであれば、費用は一切かかりません
スクールを検討するうえで必ずやってほしいこと
スクール選びで失敗しないコツというものがあります。
それは3つ以上のスクールに直接足を運ぶこと。
なぜなら、複数のスクールを比較検討しないとそれぞれの良さ悪さがわからないからです。どんなに評判が良いスクールでもあなたには合わない可能性があります。
私自身もスクールを検討するときはネットのレビュー記事をみるだけでなく、複数のスクールの担当者と直接お話をするようにしました。
結果、インターネットの公式ページをみて良さそうだと思ったスクールが実はいまいちで、自分の中で控えだったスクールが実は良かったという経験もしました。
直接見に行ったおかげで自分に合うスクールを選ぶことができ、年収を150万円以上上げて転職することができました。
重ねてのお願いで申し訳ないのですが、決して安い買い物ではないのでインターネットの情報だけで判断しないようにしてくださいね。
※無料カウンセリングのみの申し込みであれば、費用は一切かかりません
他スクールのレビュー記事です。
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