「.Pro(ドットプロ)」というプログラミングスクールがいいと聞いたんだけど、どうかな?
他のスクールと比べてどんな特徴があるの?
カリキュラムは?
こんな疑問をお持ちの方へ
本記事では実際にスクールを運営している役員さんに「.Pro」について直接お伺いしてきたので、そこでゲットした追加情報をお伝えする記事です。本記事では「.Pro」が開設している3つのコースを徹底解説いたします。
結論から言うと「.Pro」は徹底的にコミュニケーションとアウトプットにフォーカスした実践的スクールです。独学では得られないスクールの強みを最大限生かしているので、おすすめできます。
前回の記事です。「.Pro」の全体的な特徴についてお伝えしました。
それより前に書いた記事です。基本情報はこちらで網羅しています。
本記事を読めば「.Pro」のカリキュラムのユニークな特徴についてわかるようになりますよ。
※本記事は2020年6月に執筆したものです。最新情報は必ず公式HPをご確認ください。
Contents
.Pro(ドットプロ)のカリキュラムを深堀り!!
「.Pro」のカリキュラムは3つに分かれています。
- AI×Django Course
- WebExpert Course
- Designer Course
これらを以前の記事より深堀りして解説していきます。
その前に、全コース共通の生徒専用サイトの紹介
週に1回の講義はディスカッション形式 and 入校日が異なる生徒と一緒に受講するため、講義内でみんなで一斉に同じ知識をインプット、というのはなかなか難しい面があります。そこで開講日以外の自学用ツールとして「生徒専用サイト」が用意されています。
こちらで予習・復習をして知識の定着を図っていくスタイルですね。また、わからないことがあった場合は「slack」で講師が質疑応答に対応します。「slack」はエンジニアの仕事でよく使われているチャットツールです。この辺も実戦を意識してるのがうかがえます。
知識のインプットは講義の時間外にこうしたオンラインツールで行い、講義時間にはみんなで集まらないとできないアクティブラーニング形式の授業を当てる、というのは通学の強みを最大限生かした対応だと感じます。
なぜなら、知識のインプットだけならネットや書籍でも安価に仕入れることができるからです。udemyやCourseraといった動画サイトにいけば、良質な講義動画がたくさん公開されています。
高い授業料を払う以上、通学でしか得られないものを経験をしたいですよね?
アクティブラーニング形式中心の「.Pro」のカリキュラムならそれができると思います。
AI×Django Course
今、「.Pro」内で最も人気のあるコースです。
Pythonを学ぶことができる貴重なコース
人気の秘訣は「Python」が学べるからです。Pythonは主にAIや機械学習に適した言語で、現在人気が高騰しているプログラム言語です。年収と求人数が他言語と比べて高水準で、初心者にも学びやすいという特徴を持っています。
他のプログラミングスクールだとなかなかPythonを学べるところが少ないです。正確にいうと、Pythonコースがあっても就職できるレベルまでに極めているスクールが少ないですね。メジャーなのはRubyやJavaでしょうか。
RubyやJavaはPythonよりもさらに求人数が多く就職しやすいメリットがあるので、多くのスクールで教えられています。
でも、やっぱり世間で注目されているのはPythonです。せっかくやるならAIなどの最先端技術を学びたいですよね。
Web系のPython技術を学ぶことができるのは非常に珍しい
実は、「.Pro」のカリキュラムだと他のスクールでは珍しい学習スキルを学ぶことができます。以下をご覧ください。
赤枠で囲った技術は主にWeb系の開発で使う技術です。PythonはAIや機械学習の分野が注目されがちですが、実はJavaやRubyが得意とするWeb系開発もできる万能な言語です。
私の知る限り、Pythonを教えるスクールでこうした技術を取り扱っているスクールは「Aidemy」「PyQ」くらいでしょうか。両方ともオンラインなので、校舎を構えているところなら「.Pro」だけですね。
Web系のスキルを教えるのは就職の幅を広めるため
実はWeb系のスキルを教えているのは就職市場において、切実な問題があるためです。
それは、AI・機械学習系の就職の門戸が狭い、という問題です。
この分野は将来的な注目が大きいですし、平均年収も高いです。一方で普通のエンジニアと比較して大量の人員を必要としないので、未経験からの就職は厳しいのが現状です。
例え新卒であっても、主に求められているのは理系の大学院卒の人材。それにあてはまらない学生が内定を勝ち取るためには相応の実力と運が必要でしょう。
データサイエンティストが不足している!!みたいなニュース記事もありますが、それはあくまで一定以上のスキルをもった人材のことで、未経験者が求められているわけではないことに注意が必要です。
そこで、ダイレクトにAI・機械学習への就職が難しい場合に備えてWebエンジニアとしての就職も可能にするため「.Pro」ではWeb系の技術もカリキュラムに含めています。
Webエンジニアでも実務経験さえ積めば、AI系の職種転換は可能です。また、Webエンジニア自体も将来が期待される職種であることに変わりないので、Web系の技術を合わせて学べるのは理にかなった戦略だと思います。
AI×Django Course まとめ
というわけで、AI×Django CourseはPythonプログラミング・Web技術・AI技術を幅広く学べる非常に贅沢なコースでした。
講義の期間は半年間ですが、大体以下の通りに進みます。実際には3~4か月目に最初の制作発表会が入るなど、例外もあるので目安として考えてください。
1~2か月目 | プログラミング基礎学習 |
3~4か月目 | プログラミング応用学習 |
5~6か月目 | 実装/ポートフォリオ作成 |
料金・時間は以下の通りです。
授業料は50万円程度するので高いように感じますが、実は安めです。他スクールと比較してみましょう。
スクール名 | 料金(転職支援あり・夜間休日通学可コースの場合)税込 |
.Pro | 547,800円 |
TECH::CAMP | 932,800円 |
Tech Academy | 327,800円 |
Dive Into Code(Webエンジニアコース) | 647,800円 |
Dive Into Code(機械学習エンジニアコース) | 1,077,800円(これのみフルタイムです) |
この中では「Tech Academy」が最安値となりますが、期間は3か月と短く完全オンラインのスクールです。条件が違いすぎるので除外したほうがよさそうですね。となると、次に安いのは「.Pro」になります。
TECH::CAMPと比較すると、値段の差は一目瞭然ですね。正直、TECH::CAMPは値上げをしすぎた感があります。
一方、「DIVE INTO CODE」のWebエンジニアコースはパートタイムだと10か月コースです。期間の長さを考慮すると「DIVE INTO CODE」のほうがややコスパはやや勝るかもしれませんが、学べる言語はRubyです。
Pythonを学べる「DIVE INTO CODE」の機械学習エンジニアコースはフルタイムなので受講できる人が限られますね。100万円越えの料金は強烈ですが、56万円の「専門実践教育訓練給付金」が支給されるので受給条件を満たしていれば見た目ほど値段は高くないです。学生は無理かな・・・。
「DIVE INTO CODE」の機械学習エンジニアコースの記事はこちらにあります。
結論、校舎に通学 + Pythonなら「.Pro」一択です。
WebExpert Course
Webエンジニア志望の方向けのコースです。学習できるスキルは以下の通りです。
内容としてはオーソドックスですね。こちらのコースは現役のプロ講師2人が担当されています。AI×Django Courseは10名弱の講師が所属していることを考えると、生徒人数も少なめだと思います。
ユニークなフリーランス概論で未経験→フリーランスを狙える
WebExpert Courseの特徴はカリキュラムの中に「フリーランスエンジニア概論」が含まれていることです。他スクールでは聞いたことがないですね。
実は「.Pro」には未経験から就職せずにフリーランスになった講師が所属しており、今後フリーランスを希望する方向けにそのノウハウを提供する授業を行っているのです。
一般的に実務経験なしにいきなりフリーランスになることは難しいとされていますが、このコースを受講すれば憧れのフリーランスになれるかもしれません。未経験フリーランスだと最初に実績を積み上げるところが大変ですが、そのあたりのコツを講師の実経験をもとに教えてもらうことができます。
なお、本コースは4か月プランと6か月プランに分かれており、6か月プランがフリーランスを目指すコースになります。フリーランスエンジニア概論は4か月プランでは受講できません。
全体の流れはAI×Django Courseとさほど変わりません。プログラミング基礎学習→プログラミング応用学習→実装・ポートフォリオ作成の流れですね。
料金・時間は以下の通りです。
普通にWEBエンジニアに就職したい方は4か月プランでオッケーです。値段もAI×Django Courseより10万円おさえられるので狙い目ですよ。
エンジニア就職を狙うならWebExpert Courseで
前述したように、AI×Django Courseの目玉であるPythonの求人は他のWeb系言語より少なめです。もしもAIや機械学習にこだわりがないのであれば、こちらのコースのほうが幅広い求人から就職先を選ぶことができますよ。
「.Pro」の転職支援でもこちらのほうが実績があるそうなので、純粋にエンジニアを目指すのであればWebExpert Courseが適切です。
Designer Course
2020年3月よりオープンした新設コースです。プロのデザイナーを目指します。
デザインというとセンスが問われるイメージがありますが、実は理論的な基礎があり学習すれば誰でも良質なデザインを作成することができるようになります。
普段私たちが何気なく見ているパンフレットや資料も全てこのデザインの理論から計算して作られています。生活に密着している分野なので学んでみるととても楽しい技術だと思いますよ。
また、WEBエンジニアの需要の高まりにあわせて、WEBサイトをデザインするデザイナーの需要も高まっています。今後有望な職種なので、プログラミングなどの技術に苦手意識がある方はこちらを選ぶのもありですね。
講師はベンチャー企業で役員をやっているというハイレベルな方が担当されますので安心して受講できます。
コースは4か月となります。4か月間の流れとしては1・2か月目でデザインの理論的な部分を学習し、3・4か月目で実践していくイメージですね。
料金・時間は以下の通りです。
新設コースということで割引キャンペーンが行われています。いつまで続くかわからないので、申し込みはお早めに。
なお、Designer Courseはカリキュラムの特性上、アクティブラーニング形式ではなくオーソドックスな講義スタイルで行われます。デザインを教えるのにはそのほうが適しているとの判断です。
他スクールでもデザインコースは開設されていますが、「.Pro」のほうが手ごろな値段で手厚く教えてもらえるので狙い目だと思いますよ。
「.Pro」のカリキュラムは実はオーダーメイド
ここまでで各コースのカリキュラムについて一通りお伝えしましたが、実は「.Pro」にはもう一つユニークな特徴があります。
それはカリキュラムを個人個人でオーダーメイドしていくということ。
マンツーマンでもないのに、オーダーメイドのカリキュラムというのは一見矛盾しているようにみえますね。
確かに今まで見てきたように基本的なカリキュラムは定められています。ただこれは一応の流れに過ぎず、実際には個々がやりたいことに合わせて、講師が教えることを柔軟に変えていきます。
特に一通りの基礎を学び終わった後半になると、学んだ技術でできることがわかってくるので、それに合わせて個人で進みたい方向性が見えてきます。
例えば、AI×Django Courseであれば、Web系技術を重点的にやりたい人にはDjangoの応用を、機械学習を極めていきたい人は統計・数学を教えるみたいなイメージですね。
「.Pro」はマンツーマンではありませんが、一人ひとりを十分に管理できる少人数体制なのでこうしたことも可能なわけです。
まとめ
というわけで、本記事では「.Pro」の3つのコースについて詳細を解説しました。以下、簡単にまとめると
- AI×Django Course → Pythonが学べる!!AIだけだなく、Web系技術もセット。
- WebExpert Course → フリーランスエンジニア概論がユニーク。エンジニア転職を狙うならここ。
- Designer Course → 新設コース。少人数で手ごろな値段で教えてもらえる。今なら割引あり。
というものでした。どれも魅力的で迷ってしまいますね。
まずは無料説明会に行ってみよう
「.Pro」は小規模なスクールということもあって、ネット上の情報がとても少ないです。ひょっとしたら本ブログが一番詳細に「.Pro」を解説したサイトかもしれません。
本ブログの情報も最新とは限りませんし常に状況は変わりますので、直接スクールに話をきくのが一番です。
「.Pro」の無料説明会は非常に評判がいいです。
というのは良い意味で商売っ気がなく、無料説明会でも担当者の方が「.Pro」が合うか合わないか正直に教えてくれます。場合によっては他社スクールを勧めてくることも・・・。
あくまで受講生の利益になるかどうかという基準で話してくれるので、現時点で「.Pro」に気が進まないという方も無料説明会にいってみることをお勧めします。
※無料カウンセリングのみの申し込みであれば、費用は一切かかりません
スクールを検討するうえで必ずやってほしいこと
スクール選びで失敗しないコツというものがあります。
それは3つ以上のスクールに直接足を運ぶこと。
なぜなら、複数のスクールを比較検討しないとそれぞれの良さ悪さがわからないからです。どんなに評判が良いスクールでもあなたには合わない可能性があります。
私自身もスクールを検討するときはネットのレビュー記事をみるだけでなく、複数のスクールの担当者と直接お話をするようにしました。
結果、インターネットの公式ページをみて良さそうだと思ったスクールが実はいまいちで、自分の中で控えだったスクールが実は良かったという経験もしました。
直接見に行ったおかげで自分に合うスクールを選ぶことができ、年収を150万円以上上げて転職することができました。
重ねてのお願いで申し訳ないのですが、決して安い買い物ではないのでインターネットの情報だけで判断しないようにしてくださいね。
※無料カウンセリングのみの申し込みであれば、費用は一切かかりません
次回part3の記事です。
他スクールのレビュー記事です。
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