「Techgym(テックジム)」というプログラミングスクールがいいと聞いたんだけど、どうかな?
他のスクールと比べてどんな特徴があるの?
カリキュラムは?
こんな疑問をお持ちの方へ
本記事では「Techgym(テックジム)」について詳細に解説いたします。
プログラミングスクールは通うだけでもかなり高額なので、申し込むには安心できる情報が必要ですよね?
(といっても、テックジムはかなり安いスクールですが)
本記事を読めば「Techgym(テックジム)」の特徴や他スクールとの違いがわかるようになりますよ。
※本記事は2020年6月に執筆したものです。最新情報は必ず公式HPをご確認ください。
Contents
この記事の信憑性
本ブログの著者は26歳まで文系の学生ニートでしたが、未経験のSEとして就職しました。その後、別の大手IT企業に転職。
「Techgym(テックジム)」のようなスクールに通学し、現在は年収を大きく上げて更に別企業へ転職予定です。
こうした経歴から、この界隈の事情にはかなり精通していますので、他のブロガーよりリアルな視点で分析をすることができます。
「Techgym(テックジム)」については実際に赤坂見附校へ体験しに行って、お話も聞いてきてます。
また、他サイトのスクール関連記事はアフィリエイトで売り込むために無条件に好意的な記事を書いているケースが多いです。が、本ブログでは悪い評判や気になる点があるときはちゃんと記載するようにしております。
Techgym(テックジム)とは
Python特化型の自習型スクールです。講義を行うわけではなく、オリジナルの学習プリントを各自がもくもくとやっていくスタイルです。(最近はRubyのコースもできたみたいですね)
校舎に通学するコースとオンラインコースを用意しており、好きなほうを選ぶことができます。
結論:Techgym(テックジム)の評価
Pythonの学習だけしたいならば、現時点で最喜手であると考えています。
実は私も実際に通うかどうか真剣に検討していました。残念ながら転職先がPythonを使わないところになったため現時点で通学はしていませんが、今後Kaggleなどのコンペに本格的に参加するようになったら利用するかもしれません。
Techgym(テックジム)の特徴
Techgym(テックジム)の特徴は以下があげられます。
- 効率よく学べるように設計されたプリント形式による学習
- 全国の地方小都市までに設置されている校舎(まず、他スクールではありえません)
- 他スクールと比較して圧倒的に少額な受講料
- 個性的な現役エンジニア講師陣
- 開校時間は平日夜19:00-22:00
以下、上記であげた特徴をいくつかピックアップしてお伝えします。
効率よく学べるように設計されたプリント形式による学習
Techgym(テックジム)ではプリント形式による自主学習を各自で進めていく形式をとっています。(ノートPCの用意が必要ですのでご注意ください。)
プリントに書いてあるチュートリアルと課題を読みながら、PCで課題を解いていきます。このプリントは最小限の努力でPythonを習得できるように工夫されているので、効率よく学習を進めることができます。
といっても、実はプリントのチュートリアルに必要な情報が全部載っているわけではありません。最低限のヒントは載っていますが、あとは自分で調べてねというスタイル。
これを良しとするかは好みが分かれるかもしれませんが、私は全然良いと思います。むしろ歓迎ですね。エンジニアになるのにググって調べられないようでは、今後が危ぶまれますから。
テックジムをわかりやすく例えると、「公文式」のスタイルです。(公文式知らない人はすみません)
できる人はどんどん先に進めていいし、できない人はプリントを何回もやり直してじっくり定着を図っていきます。個人個人の好きなペースで学習を進めることができます。
よくある講義スタイルの授業は一切行いません(最近は不定期でたまに行っているのをみますが)。入学時期もみんなてんでバラバラです。
私も体験にいってみたのですが、みんなもくもくとPCと向かい合って課題に取り組んでいる様子でした。もちろん現役のエンジニア講師は常に控えているのでいつでも質問できます。
調べてもわからなかったら、さっさと質問できるのでその点でも安心ですね。
全国の地方小都市までに設置されている校舎(まず、他スクールではありえません)
テックジムでは全国に31の校舎を設置しています。他スクールだとせいぜい東京・大阪・福岡くらいが関の山。
しかし、テックジムの場合は名古屋・札幌・仙台といった有名地方都市はもちろん、富山・浜松・山口・宮崎などにも設置されていて、地方在住でも通える貴重なスクールとなっています。
実はこれちょっとしたからくりがありまして、各校舎はテックジムが直接経営しているわけではなく、テックジムの理念に共感した別の企業がフランチャイズのような形で運営しています。
例えば、赤坂見附校だと「ファイブフォー株式会社」というところが運営していました。(各校舎の運営会社はこのページをご参照ください)
ファイブフォーもそうですが、IT企業や人材紹介業が運営している校舎が結構あります。
ここから転職の情報を得たりサービスを利用したり、他スクールにはない独特な活用の仕方もできそうですね。
こうした仕組みの関係上、複数の校舎をはしごして通うことはできないのでご注意ください(移籍はできます)。
他スクールと比較して圧倒的に少額な受講料
料金については以下の通りです。(税抜)
入会金 3万円(2020年6月時点では無料)
受講料 2万円/月
オンラインの場合 5500円/月
ちなみに私が体験しに行った赤坂見附校では学生・女性・60歳以上は月謝が半額で1万円でした。ずるいですね笑。
他のプログラミングスクールでは最安でも10万円以上、50万円以上するところも珍しくないことを勘案すると、恐ろしいほど安いです。
例えば、他スクールのTechAcademyのPythonコースは12週間プランで249,000円です。その分個人のメンタリングなど手厚い支援はついていますが・・・相談したいことがあればテックジムの講師に直接きけば同じことはしてもらえるので、個人的には値段と釣り合っていないと思います。
個性的な現役エンジニア講師陣
赤坂見附校では非常に個性的な講師の方が集まっていました。
例えばこの方
ルワンダに会社を持っている経営者です。現地では日本の会社がプログラミング教育の事業を行っているらしく、そこで採用などもしているそうです。
私が体験に行った時も、(Pythonとはもはや関係ないですが)アフリカのIT事情を色々と話してくれました。
こういうコミュニケーションってめちゃくちゃ面白くないですか??
他の講師陣も現役エンジニアのかたが勤めていまして、色んな企業とコネクションを持っている方もいらっしゃいます。
もしもフリーランスで仕事を取りたい方やエンジニア就職を狙っている方がいれば、講師の方から色々斡旋してもらえるかもしれません(あくまで私の想像ですが)。
Techgym(テックジム)の創業者・社長
中村安幸さんという方です。
以下、簡単な経歴を引用いたします。
長野県東御市出身。
東京工科大学工学部情報工学科卒業。
12歳からプログラミングを始め、学生時代はゲームやツールの開発に没頭。
新卒として上場企業でエンジニア業に従事。
その後、ベンチャー企業数社でシステム部長や執行役員、取締役などを歴任。
また、その傍ら副業で2007年から個人事業主として自社・受託のシステム開発、システムコンサル業を営み、2017年に法人化。
2019年にテックジムを創業。
引用元:https://techgym.jp/?p=19185
中村さんは卒業までに数十万円を生徒に支払わせて未経験で就職させるというプログラミングスクールの在り方に疑問を持っていました。
スクール卒業生の中には採用基準を満たしている人はほとんどおらず、優秀なエンジニアが育っていない。そうした実情を鑑みて、少額でエンジニアとしての素養をつけられる「テックジムメソッド」を提案。
優秀なエンジニアを育てるべくテックジムの創業に至ったということです。
他スクールの経営者と比べるとビジネス色は弱く、純粋にエンジニアとして世の中に役立ちたいという思いを感じます。非常に好感が持てますね。
以下、中村さんが創業目的と最近のプログラミングスクールについて語っている動画です。
余談ですが・・・・
中村さんは近年の高額なプログラミングスクールの批判だけでなく、高額なアフィリエイト報酬を目的とした記事がネット上に氾濫していることも危惧しています。
こうしたアフィリエイト報酬は結局、生徒の受講料として跳ね返ってきますからね。
本ブログも多くのプログラミングスクールを紹介しているのでその片棒を担いでいるとも言えますが、私自身はスクールの悪いところや微妙な部分は極力正直にお伝えするように努めています。
今回、Techgym(テックジム)を紹介しているのも、アフィリエイト報酬は非常に少額なのですが、受講生には非常に役立つスクールなので、ぜひ知ってもらいたいと思ったからです。
Techgym(テックジム)のカリキュラム
校舎によって多少異なる可能性がありますが、現在は主に3つのコースがあります。
- Python基礎コース
- AIエンジニア養成コース
- Ruby on Railsコース
大体、Python基礎コースであれば全くの初心者で200時間程度が修了目安だと思います。月額制なので、短期集中で通学したほうが安く済ませることができますね。
Techgym(テックジム)を卒業するとどうなる?
未経験でもプログラマーとして応募できる程度の力はつきます。また、現役のエンジニアであれば新しくPythonやRubyの案件をとってこれるくらいにはなるかと(もちろん、レベル感にもよりますが)。
ただし、転職を目的とした他スクールと異なりテックジムの学習内容はプログラミングに特化しています。
エンジニアとして必要な技術というのはバージョン管理やインフラ、DBの扱いなど多岐にわたりますが、そうした技術をテックジムで学習できるわけではありません。
初学者は誤解しがちですが、別にプログラミングさえできれば一人前のエンジニアになれるわけではないのです。
また、テックジムは特別な転職支援を行っているスクールではありません。
テックジムはどちらかといえば受講料が数十万円するフルサポート型のスクールというよりも「Progate」や「PyQ」といった個別の技術を手ごろな値段で学べるタイプのスクールととらえたほうが適切かと思います。
よって、テックジムだけで自社開発企業のような難易度の高い企業に就職することは難しいと思います。
ただですね、テックジムの講師陣はベンチャー企業の経営者などレベルの高い方々が集まっています。
なので、エンジニアの転職事情など色々情報を教えてもらえると思いますし、もしもあなたが意欲ある優秀なエンジニア(の卵)であるなら、就職の仲介などしてもらえることもあるかもしれません。
Techgym(テックジム)に向いている人
テックジムに向いている方は以下の方です。
- プログラミングの素養をつけたい(学生や子供含む)
- 手ごろな値段でプロのサポートを受けながら学習を進めたい
- 技術を学ぶだけでなく、講師や受講生とのコミュニティともつながりたい
- Python・機械学習・Rubyを勉強したい
- (校舎通学の場合)平日夜に時間が取れる、校舎に通える
手ごろな値段でコミュニティを作りながら学習したい人におすすめですね。
Techgym(テックジム)とPyQのどちらがいいか?
テックジムの競合は「PyQ」になるかと思います。「PyQ」は完全オンラインで3,040円/月でPythonを学べるオンラインスクールですが、こちらと迷われるかなと。
その場合、ポイントは二つあります。
- 校舎通学かオンラインか
- オンラインを希望する場合、プロのサポートは必要か
①で校舎通学がいいのなら、テックジムで決まりです。
オンライン希望ならテックジムには5,500円/月のオンラインコースがあります。
「PyQ」より値段が上がりますが、こちらは平日夜19時から22時までSlackのチャットサポートがついていますので、プロのサポートを受けたいならこちらです。
「PyQ」にも8,130円/月でプロのサポートが受けられるコースがありますが、リアルタイムのチャットサポートではないのであまりおすすめできません。
サポートなし & オンラインの完全自習でよいなら、一番安価な「PyQ」がいいでしょう。
高額なスクールに通う前に、Techgym(テックジム)を検討すべき
もしも、あなたが現在エンジニア就職・転職するために、数十万円する高額なスクールの利用を検討しているのであれば、まず先にテックジムを検討してください。
その理由はテックジムの学習を通して、高額なお金を払うことなく
- プログラミングに適性があるか確認できる
- 独学に近いスタイルなので、高額スクールに頼ることなく技術を勉強していくコツを身に着けられる(かもしれない)
- エンジニアの講師陣とつながることで業界の事情を知ることができる
といったことができるからです。
よく高額なスクールを宣伝する煽り文句として「エンジニアに就職出来たら、数十万円の学費はすぐに回収できる」といったものがあります。
私もそれは間違っているとは思わないのですが、高額スクールに通ったからと言って必ず結果が出るとは限りません。
自分に適性がなければ、結果が出ないことは往々にしてあり得ます。そもそもスクールよりも独学のほうがあってたという可能性もあります。結果が出なかった時に数か月の時間と数十万円の出費は非常に痛い損失です。
なので、まずはテックジムで勉強して(PyQでもいいですが)IT技術を学ぶ感覚をつかみ、それでもスクールが必要だと感じたら入学してみるのがいいと思います。
ひょっとしたら、テックジムの勉強を通して「自走力」が身につき、スクールなしで勉強を継続できるようになるかもしれません。安価に技術を付けられるならそれに越したことはないですよね。
まとめ
テックジムはなかなか珍しいプリント形式で学習を進めていくスクールでした。
安価でプロのサポートを受けながら、プログラミングを学べるので超おすすめです。
まずは資料請求からチャレンジ
ここまで色々と書いてきましたが、まずはテックジムに直接情報収集しにいきましょう。ネット上の情報は誇大なことや正しくない情報もありますので、自分の足で直接情報を取りに行くことを強くお勧めします。
以下より資料請求が可能ですので、ぜひ検討してみてください。
スクールを検討するうえで必ずやってほしいこと
スクール選びで失敗しないコツというものがあります。
それは3つ以上のスクールに直接足を運ぶこと。
なぜなら、複数のスクールを比較検討しないとそれぞれの良さ悪さがわからないからです。どんなに評判が良いスクールでもあなたには合わない可能性があります。
私自身もスクールを検討するときはネットのレビュー記事をみるだけでなく、複数のスクールの担当者と直接お話をするようにしました。
結果、インターネットの公式ページをみて良さそうだと思ったスクールが実はいまいちで、自分の中で控えだったスクールが実は良かったという経験もしました。
直接見に行ったおかげで自分に合うスクールを選ぶことができ、年収を150万円以上上げて転職することができました。
重ねてのお願いで申し訳ないのですが、決して安い買い物ではないのでインターネットの情報だけで判断しないようにしてくださいね。
他スクールのレビュー記事です。
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